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スイス・チューリッヒ在住。スタバで一緒にコーヒー飲んでくれるママ友募集中!


by lia-swiss
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出産

坊の時は、文字通り死ぬ程大変だった出産ですが、今回は「こんなんでいいの?」罪悪感に駆られるほど楽でした。
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予定日の8日前に診察。先生、私に早く産んで欲しいのか、おまじないの内診。激痛!

先生に出産においての希望を再度確認されたので、前回同様無痛のオプションも視野に入れている、と先生に告げると、すかさず夫が「いや、オプションじゃなくて最初から無痛希望です。」と横槍。おまえが産むのか!とつっこみを入れそうになりましたが、「こんなに楽なら我慢せず最初から無痛にすれば良かった!」坊を産んだ後に私が散々言っていた言葉をしっかり覚えていた上での発言だそうで。

最初から無痛を希望する事にどこか罪悪感を感じてしまう私(お産の痛みに耐えてこそ・・・が美徳とされる日本で育ったからでしょうかね)、夫はそんな私の代わりに主張してくれました(笑)。彼自身も陣痛で苦しむ妻に長時間付き添うのはきっと怖い辛いのでしょうね(疲れるしね!)。

先生のおまじない内診の甲斐あって?!その夜に出血。生理痛の様な腹痛も。翌日、朝起床する頃には痛みも出血も一旦止むものの、時間が経つにつれ生理痛よりも少し強い痛みが不規則だけれど襲って来るように。そして、微量だけれど出血も。

午後の診療時間開始直後に産婦人科に電話を入れると、念のため診察しましょう、と先生。まだだったら帰ればいいし、もし産みたかったら病院に行けばいいんだから、と。・・・今日産ませるおつもりですね、先生(汗)。

この週坊は春休みを利用して夫の実家に遊びに行っていました。タイミング的にはばっちり。でも、お一人様を満喫する予定でいたので、正直全く心の準備が出来ていませんでした。出来るなら予定日の来週にお会い出来ると嬉しいんだけどな。。。などと思ったり。

電話を切った後、一応前々から用意しておいたスーツケース、夫の着替えを車のトランクに放り込んでいざ出発。途中会社前で夫をピックアップして産婦人科へ。迎えに行きますよ、と電話を入れた時点で「えっ?僕も一緒に行くの?」と全く呑気な夫なのでした。

まずは陣痛と胎児の心拍数を30分程測定。さっきまで不規則に襲ってきた陣痛は何処へやら。Babyも寝てしまったみたいという事で、お腹を揺さぶって起こしてから再度測定。測定終了後、今度は診察室へ移動し、先生からまたおまじないの内診。痛いっていうの本当に(涙)。

「今家に戻っても夜中にまた病院まで車を走らせるのは大変でしょうから、これから病院に行っちゃいましょう」と先生。早速病院へ電話を入れて下さいました。「まだ産まれそうにない様だったら帰ればいいんだしね。じゃ後ほど病院で会いましょう!」絶対今日産ませるつもりだな・・・なんて事を思いつつ先生とお別れしてから、夫と二人まずスタバに寄ってアイスカフェ&デパチカでマドレーヌをゲット。腹が空いては戦は出来ぬ!そして病院へとGO!

前回同様選んだ病院はベタニアン。夫と二人通された部屋はいきなり分娩室でした。前回の様に(予定日を11日過ぎた為、促進剤)小部屋で様子を見てから分娩室へと移動するのかと思っていたので少々ビックリ。どうやら本当に今日産むらしい、ワタクシ。
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坊の時にリラックス効果があるからと助産師さんに勧められて入ったバスタブ。
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陣痛で動くのさえ辛いのに、やっとの事でガウンや下着を脱いで入った挙句、全く効果なし。今回は入らないでしょう!

まずは担当の助産師さんとお話。先生から無痛分娩希望との事だけれど?との問いに「はい」と答えた途端、あれよあれよと言う間にその準備が進められていきます。心の準備がぁ・・・などと思っているうちに麻酔師チーム到着。

この頃には陣痛も規則的にやってきて痛みもかなりありましたが、坊の時の陣痛と比べたらまだまだ全然我慢できるレベル。痛みが本格的になる前に、すでに陣痛から開放されてしまいました。気がつけば、一番イタイのは腕に刺さっている針。。。と夫に言ったら「これから出産する人の言葉とは思えない」笑われました。壮絶だった坊①出産。。。あれは一体何だったんだろう。。。
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その後も特に問題なし。助産師さんが内診した時に破水。そこからは早かった。先生もぎりぎり間に合いました。病院入りしてから結局4時間程で産まれました。我が家の次男、坊②の誕生です。
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坊①の時は長時間だったため助産師さんが3人シフトしましたが、今回は1人の助産師さんに最初から最後までお世話になりました。無痛しかも短時間だった為か、産後の体力がまだまだ残ってる点が坊①の時と大きく違う点。産後の体力回復はかなり重要です。育児は産み落とした瞬間から始まりますからね。二人目という事もあるのでしょうが、今回は体力的にも精神的にもスタート地点から余裕がありました。

赤ちゃんが産まれて来る瞬間は何とも言葉では言い現せない程幸せな時。嬉しくて思わず「3人目がんばろっかな」口を滑らすと「Step By Stepってことでお願いします」苦笑by夫。そりゃそうだ。しかし、子供1人私の体から出てくるなんて本当ミラクルですよ。子供を十数人産んでしまう母親の気持ちが少し分かる気がします。きっとこの瞬間を味わいたいのではないかなぁ。。。
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パパとママのところに来てくれてどうもありがとう。これからどうぞ宜しくお願いします。お手柔らかにね。
by lia-swiss | 2011-09-04 17:20 | 坊①